| 都市伝説を扱ったホラー、オカルト物と言ってしまえば「な〜んだ・・・。」で済まされ、通り過ぎてしまいそうな作品だが、プレイしてみると解るが、意外とテーマは深いところにある。 切っ掛けは、都市伝説を主体としたオカルトじみた展開から入るが、その行く先に待っているのは、人間誰しもが持つ、闇、業が絡んでくるリアリステックな内容だったりする。 ただ、常識や世の理で解決できなかった部分を少し残しつつ、そこに、ホラーゲームとしてのフェイステーマをしっかりと残してもいる。 その微妙で、奥の深い内容に完全に触れるまで、何回もプレイしなくてはならないが、融通の利くセーブ、オートスキップ等と、総合的にレスポンスは良いので、苦になることは無いだろう。 一部に、ヴォイスが無いと不満を漏らしている方もいらっしゃる様だが、テキストアドベンチャーは、どれだけ自分が、その世界に感情移入し、想像出来るかが重要になってくる。 よって、そこに、フルヴォイスを含めた、完全に外郭提示された物が存在したとなると、果たして私たち(プレーヤー)の入る隙が存在するであろうか。 あと、作品を彩る音楽も、不気味な旋律や、切ないものまで色々あり、ゲーム的なチープな物では無い、フィルムスコア調の内容にも満足した。(エンディングテーマ「PHANTOM」のフルヴァージョンを含むサントラも完成度高し) ただ、隠しシナリオを含めても、少々ボリュームが少ない感じがするのは、残念ではあるが・・・。 しかし、警視庁警察史編纂室の風海、小暮、そして間宮達の物語は始まったばかりだ。 彼らの次の物語を期待して待ってみようと思う。 |