| かつて社会現象にまでなった「ときめきメモリアル」シリーズ。その第三作が、コナミ・ザ・ベストで再販される。 この作品には様々な「新しい」魅力がある。トゥーンレンダリングの採用により3Dキャラが生きているように滑らかに動く他、前作ではアペンドディスクなどが必要であったり、若干の音の高低が表現しきれていなかったEVS(プレイヤーの名前を声で呼んでくれるシステム)が大幅に進化したのは素晴らしいと言える。システムに深みが増し、服のコーディネートや趣味コマンド、アイテムの収集などが追加された点も斬新。仲が良くなると女の子から頻繁に電話がかかって来たり、デートに誘ってくるなど、よりリアルな演出も賞賛に値する。 その反面、残念な点や悪い点も多い。アドベンチャーゲームのように攻略の上でフラグ立てが必要になり、手間がかかるといった点を始め、前作までのご褒美的存在だった1枚絵(イベントCG)が消滅し、全体的にイベントに印象付ける力が欠けてしまった点、そしてシステムまわりの細かい変化(女の子の電話番号が親友から聞けない、アイコンが平日と休日で全く違う等)にはがっかり。服のコーディネートは不要だったという意見もあるほか、音楽もZARDを起用した割にはパワーダウンした印象。 本作はキャラクターデザインが変わったこともあり、一見同シリーズからかけ離れた作品のような印象も受けるが、中身をプレイしてみると、新技術を導入した同シリーズの新しい方向性も感じられる他、隠しヒロインがなかなか魅力的で、値段も安いので話のタネに、是非一度プレイ! |