村上龍の同名小説の世界観を、テキストアドベンチャー化した一本。 第二次世界大戦が終結した後も、依然戦争を続ける「大日本帝国」へ ふとした拍子に迷い込んだ主人公の生き様を描いた一本。2時間文字を読み続けたのに、達成率をチェックしたら「2%」という、 ADVとしては前代未聞の、冗談のような膨大なボリュームは圧巻。 グラフィックや音楽などの素材には、多少野暮ったさを感じるが 馴染んでくると『原作の独特の雰囲気を損なわない為にはコレが一番なのか』 という気持ちになってくるから不思議である。 動画を分岐に利用したシステムは、有りそうで無かったコロンブスの卵。 ザッピングが非常に効果的に使われており、小説としては勿論、 ゲーム的にも奥行きのある作りになっている。 例えが他社製品でアレだが、有る意味「街2」とも言える出来栄え。 長く、じっくり遊べる一本。秋の夜長に。 |